Wood Durability
高耐久化を実証する試験結果
29年経過しても被害はなし
国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所(茨城県つくば市)
【無処理木材】 1年目で木材被害にあっています
【高耐久処理木材】 29年経っても健全な状態です
❶木製校倉式構造物(防腐処理)の腐朽速度調査
O&Dウッド木製校倉式構造物の腐朽速度調査
治山・治水施設の中でも、谷止工、護岸工、土留工などの比較的大型で長期間の機能維持が期待される構造物に木材を使用する場合、施設の耐久性を考慮した設計および維持管理が不可欠です。
そこで当社では、施工後約6~15年が経過したO&Dウッド木製校倉(アゼクラ)式の谷止工、護岸工、土留工において、腐朽の進行状況に関する実態調査を実施しました。
❷木製谷止工(木材保存剤を不使用)と木製校倉式構造物との腐朽速度の比較
無処理の木製谷止工との比較
左のグラフは、京都府に設置された木製谷止工(スギ材使用・無処理)の設置後5〜7年間における平均腐朽速度との比較です。
木材保存剤を使用していない京都府の木製谷止工と比べ、O&Dウッド木製校倉式谷止工、護岸工、土留工における部材の腐朽速度は1/20~1/70と極めて低く、耐久性が非常に高いことが明らかになりました。
設置4年後の経過調査