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Research
Development

研究開発について

LABORATORY

株式会社コシイプレザービングは、1975年より木材の防腐・防蟻技術を高めるとともに様々な素材に着目してきました。さらに、木材やコンクリートの保護剤や洗浄剤、防カビ剤など、製品は多岐にわたります。 製品の研究開発のために自社内に研究室を設けている他、屋外試験場、ファンガスセラー試験室、シロアリ飼育室など、科学的なデータ収集ができる施設も充実しています。
コシイプレザービングの住之江にある木材保存研究室

住之江研究所

木材保存剤の防腐性能を評価するための試験施設

ファンガスセラー試験室

しろありによる木材の食害試験の様子

シロアリ飼育室

TEST FIELD

【自社試験地】大阪・宮崎・種子島・屋久島・ハワイ 【研究機関】北海道・茨城県・鹿児島・沖縄
同じ日本でも、温度,降水量や日照時間などが大きく異なり、腐朽菌やシロアリの種類や活性が違ってきます。当社では、自社の暴露場5か所、研究機関の暴露場4か所、合計9か所で野外暴露試験を行い様々な性能を確認しています。
木材保存剤の性能を検証する種子島試験地

種子島試験地

屋外試験地に設置された防蟻、防腐性能を検証する屋久島試験地

屋久島試験地

試験地で経年劣化を比較検証する吹上鹿児島試験地

吹上鹿児島試験地

バリア工法について

予防工事においては、忌避性能のある有効成分を選択し、家の中にシロアリを侵入させない為の工事を実施。
世の中には非忌避性能の薬剤が多く、そのような薬剤の場合、家の中にシロアリを一時的にではあるが、侵入・食害させてしまうリスクを伴う。またシロアリもドミノ効果で巣ごと駆除することになり、生態系の分解者を担うシロアリと共存する事が出来ない。

防蟻有効成分の変遷

過去、しろあり薬剤の成分は【有機塩素系】や【有機リン系】が使用されてきました。しかし、人体への安全性や環境への負荷を考慮し、現在はより安全で、環境への負荷が低い成分が選択されています。CRサービスでは予防剤として、忌避性能・土壌吸着性の高さ・蒸気圧の低さから合成ピレスロイドを有効成分に薬剤開発を行っております。
防蟻技術の進化を年代別にまとめた薬剤説明図
薬品の反応を観察しながら試験する様子

安全性への配慮(薬剤の安全性)

EU

●3種類のネオニコチノイド系農薬とフィプロニルを使用禁止 ●神経発達障害の関連を懸念する見解を公式発表

フランス

●EU禁止3農薬と共にアセタミプリドとチアクロプリドの5種類の使用を禁止。2019年末までにさらに2農薬を禁止し世界発の全面禁止。

ヨーロッパの統一と連合を象徴するEUの旗

北米

●「ハチへの危険性」を警告するラベル表示の義務化 ●辞したいや政府機関レベルで規制始まる ●受粉媒介生物保護の強化へ

自由と団結を象徴するアメリカの国旗・自然と平和を象徴するカナダの国旗

日本

●規制なし ●適用拡大と残留基準の緩和 ●認知度も低い

平和と誠実を象徴する日本の国旗
欧州や北米では化学物質に関しての規制も厳しく、既に日本国内で防蟻成分として使用される物質が環境負荷や生態系の破壊の観点から使用禁止となっているものもあります。
現在日本においては、まだ規制対象になっていないものでも当社では該当しない成分を選択しています。
住宅の基礎付近の土壌に現れたシロアリ
緑豊かな木々が広がる静かな森の風景
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